19. Standard Window Properties
このマニュアルの最初の方の節で述べたようにそれぞれのウィンドウはプロパティ
リストを持ち、プロパティリストは任意の lisp データをシンボリックなキー
(see section 8.1 Window Property Lists) に関連づけることができます。以下の表は現
在使われているキーのサブセットです。
ignored
-
もし設定されていればそのウィンドウは多くの操作で無視されます。
avoid
-
もし設定されていればそのウィンドウは最大化や first-fit あるいは best-fit
で(他のウィンドウが)配置されるときに覆われてしまうことはありません。
workspaces
-
ウィンドウがメンバであるワークスペースを定義する整数値のリストかウィンド
ウがスティッキーなら nil を返します。See section 11. Workspaces.
sticky
-
ウィンドウがすべてのワークスペースで現れるかどうかを示します。
sticky-viewport
-
設定されていればそのウィンドウはそのワークスペースのすべてのビューポート
に現れます。
keymap
-
ウィンドウローカルのオプションのキーマップです。See section 15. Keymaps.
focus-click-through
-
設定されていて click-to-focus モードが有効であればフォーカスするのにクリッ
クするとそのクライアントウィンドウまで透過します。
ignore-window-input-hint
-
設定されていればウィンドウの入力ヒントの値は無視される、すなわちウィンド
ウは適切なときにフォーカスされます。
never-focus
-
設定されていればウィンドウは決してフォーカスされません。
focus-when-mapped
-
ウィンドウが画面に配置されたときにフォーカスします。
ignore-program-position
-
設定されていればウィンドウのプログラムによって指定されたプロパティは無視
されます。
place-mode
-
設定されていれば、このウィンドウについてはその配置モードが使われます。
placement-weight
-
設定されていれば fitted ウィンドウ配置を行うときにこのウィンドウについて
のピクセル数での重みです。
type
-
ウィンドウのフレームタイプか
nil
です。See section 10.5 Frame Types.
frame-style
-
明示的にユーザが選択したフレームスタイルか、設定されていません。
See section 10.6 Frame Styles.
current-frame-style
-
そのとき使われているウィンドウのフレームスタイルです。
See section 10.6 Frame Styles.
removed-classes
-
ウィンドウの装飾から取り除かれたフレームパーツクラスのリストです。
See section 10.8 Removing Frame Parts.
shaded
-
ウィンドウがシェードされているかどうかを示します。
See section 8.9 Shading Windows.
hide-client
-
フレーム内でクライアントウィンドウが可視状態であるかどうか。ウィンドウの
シェードを実装するのに使われています。
depth
-
整数値ならウィンドウがメンバであるレイヤ。レイヤ 0 は "normal" ウィン
ドウの深さで、負の深さはこれよりも背面、正の深さはより前面を示します。
See section 8.5 Window Stacking.
placed
-
ウィンドウが配置されたかどうか。
place-window-hook
はこれが設定さ
れていなときだけ呼ばれます。
iconified
-
ウィンドウがアイコン化されているかどうか。See section 8.10 Iconifying Windows.
gravity
-
設定されていればウィンドウのサイズヒントのウィンドウ gravity フィールド
を上書きします。以下のシンボルの内のどれか一つです:
north-west
,
north
, north-east
, west
, center
,
east
, south-west
, south
, south-east
.
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