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10.6 Frame Styles

フレームスタイルは一つの外観を持つ、異なるタイプのフレーム群をカプセル化 するのに使われます。各フレームスタイルは名前を特定のウィンドウとフレーム タイプの組に対するフレーム定義を生成する関数に関連づけます。

Function: add-frame-style name function
name (シンボル)という名前の新しいフレームスタイルを定義します。こ のスタイルのフレームが特定のウィンドウについて必要とされると、 function がウィンドウ自身と生成するフレームタイプを定義するシンボ ル、の二つの引数とともに呼ばれます(see section 10.5 Frame Types)。

もしデフォルトのフレームスタイルが存在しなければ、その新しいスタイルがデ フォルトとなります。

Variable: default-frame-style
他のスタイルが明示的に指定されていないときにウィンドウに対して使われるフ レームスタイルを名付けるシンボルです。

Function: check-frame-availability name
name というフレームスタイルが存在すれば t を返します。必要 ならそのようなフレームをシステムから読み込んでみて下さい。

Function: set-window-frame-style window style &optional type from-user
window のフレームをシンボル style という名前のスタイルに設定 します。もし type が指定されていればその名前のフレームタイプを使い、 そうでなければこのウィンドウについてはデフォルトタイプが使われます。

もし from-user が nil でなければユーザがそのウィンドウに対するフレー ムスタイルを明示的に指定しています(すなわち、新しいウィンドウについてデ フォルトの選択とはなりません)。

Function: set-frame-for-window window &optional force type
もし window が関連づけられたフレームスタイルを持たないならば、この ウィンドウに対してデフォルト値、default-frame-style の値を選択し ます。

もし force が nil でなければウィンドウが既に選択されたデフォルトス タイルを持っているときでも常に再選択します。

もし type が nil でなければウィンドウに与えるフレームタイプを定義 し、さもなくば現在のデフォルトがウィンドウに対して使われます。

Function: reframe-all-windows
強制的にすべてのウィンドウフレームスタイルを再選択します。ユーザ指定のス タイルのウィンドウだけがそのデフォルトに変化しません。

Function: rebuild-frames-with-style style
フレームスタイル style (シンボル)によって定義されるフレームを現在 持つすべてのウィンドウで rebuild-frame を呼びます。

Function: reframe-windows-with-style style
スタイル style によって定義されるすべてのウィンドウフレームを完全 に再生成します。

いくつかのウィンドウプロパティがフレームスタイルの選択時に使われます:

Window Property: frame-style
ウィンドウのユーザ指定のフレームスタイルか nil です。

Window Property: current-frame-style
ウィンドウの現在のフレームスタイルです。

Window Property: ignored
もし設定されていればフレームが与えられていないウィンドウです。



This document was generated by SATO Satoru on October, 28 2000 using texi2html