5. Fonts
カラータイプの場合と同様にフォントタイプは X11 のフォントを Lisp コード
で操作できるようにします。
- Function: fontp arg
- arg がフォントオブジェクトなら
t
を返します。
- Function: get-font name
- 文字列により特定される X11 フォントが表わすフォントオブジェクトを返しま
す。
name という名前のフォントがないときエラーシグナルを返します。
いくつかの関数はフォントオブジェクトに関連づけられた属性をみつけることが
できます。
- Function: font-name font
- オブジェクト font (文字列)により表わされる X11 のフォントの名前を
返します。
- Function: font-height font
- オブジェクト font (文字列)により表わされるフォントでグリフに割当
られた高さを返します。
- Function: text-width string &optional font
- フォントオブジェクト font (あるいは font が指定されていない
ときには
default-font
の値)を使いテキスト string を表示する
のに必要な水平方向のピクセル数値を返します。
- Variable: default-font
- 他のフォントが指定されていないときに使われるフォントオブジェクトです。
フォントはそれらに関連づけられた Lisp プロパティを持てます(シンボルに関
連づけられたプロパティリストに似ています)。しかし、今のところ実際にはそ
れらはウィンドウマネージャに使われていません。
- Function: font-put font property value
- フォントオブジェクト font のシンボル property により指名され
たプロパティを lisp オブジェクト value に関連づけます。
- Function: font-get font property
- フォント font のシンボル property により指名されたプロパティ
の値を返します。もしそのようなプロパティが存在しなければ
nil
を返
します。
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by SATO Satoru on October, 28 2000
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