4. Colors

sawfish は表示される色に関する基本的な型を提供します。各カラーオブジェク トは単色の値の名前がつけられ、Lisp 関数を通じて渡されます。

Function: colorp arg

arg がカラータイプに属するとき t を返します。

Function: get-color name

文字列 name で指定された色を表わすカラーオブジェクトを返します。こ れは標準的な X11 の色の指定法に従い、`rgb.txt' データベースにある名 前の色でも、色の赤、緑、青の要素[訳注: RGB 指定のこと]による指定でも、16 進 数での 8 か 16 ビット、すなわち `#RRGGBB' や `#RRRRGGGGBBBB' の指定でもいいです。

名前 name を持つ色が未知であるとエラーのシグナルを返します。

Function: get-color-rgb red green blue

指定された RGB 要素(各要素のレンジは 0 から 65535 まで)の色を表すカラー オブジェクトを返します。

カラーオブジェクトを与えるとその色を定義する実際の RGB 値と X11 でその色 を参照するのに使う名前が両方ともわかります。

Function: color-rgb color

カラーオブジェクトにより表わされる色の実際の色の整数値のリスト (red green blue) を返します。この値の範囲は 0 から 65535 までです。

Function: color-name color

カラーオブジェクト color によって表わされる色を特定するのに使わ れる X11 での名前を定義する文字列を返します。

テキスト部分の前景色を定義するのにカラーオブジェクトが使われる際には default-foreground カラーは実際の色指定がなされていない場合に使わ れるデフォルト値を与えます。

Variable: default-foreground

他の色が全く指定されていないときにテキストの色として使われます。