インストール

ビルドの順序

パッケージは以下の順序でビルドする必要があります (ダッシュの後の数字は、使用するディスクスペースをメガバイト単位でおおよそ見積ったものです):

  1. libxml2-2.4.22.tar.bz2 — 27 MB

  2. libxslt-1.0.18.tar.bz2 — 26 MB

  3. scrollkeeper-0.3.9.tar.bz2 — 7 MB

  4. pkgconfig-0.12.0.tar.bz2 — 10 MB

  5. audiofile-0.2.3.tar.bz2 — 17 MB

  6. esound-0.2.28.tar.bz2 — 5 MB

  7. gtk-doc-0.9.tar.bz2 — 1 MB

  8. glib-2.0.4.tar.bz2 — 24 MB

  9. linc-0.5.0.tar.bz2 — 4 MB

  10. atk-1.0.2.tar.bz2 — 5 MB

  11. gnome-common-1.2.4.tar.bz2 — 2 MB

  12. pango-1.0.3.tar.bz2 — 26 MB

  13. libIDL-0.8.0.tar.bz2 — 4 MB

  14. ORBit2-2.4.0.tar.bz2 — 47 MB

  15. intltool-0.22.tar.bz2 — 1 MB

  16. bonobo-activation-1.0.2.tar.bz2 — 14 MB

  17. gtk+-2.0.5.tar.bz2 — 124 MB

  18. GConf-1.2.0.tar.bz2 — 24 MB

  19. libart_lgpl-2.3.9.tar.bz2 — 4 MB

  20. libzvt-2.0.1.tar.bz2 — 7 MB

  21. libbonobo-2.0.0.tar.bz2 — 39 MB

  22. gnome-mime-data-2.0.0.tar.bz2 — 4 MB

  23. gnome-vfs-2.0.1.tar.bz2 — 37 MB

  24. libglade-2.0.0.tar.bz2 — 7 MB

  25. libgnome-2.0.1.tar.bz2 — 13 MB

  26. libgnomecanvas-2.0.1.tar.bz2 — 15 MB

  27. libbonoboui-2.0.0.tar.bz2 — 66 MB

  28. libgnomeui-2.0.1.tar.bz2 — 53 MB

  29. libwnck-0.14.tar.bz2 — 19 MB

  30. libgnomeprint-1.115.0.tar.bz2 — 24 MB

  31. libgnomeprintui-1.115.0.tar.bz2 — 10 MB

  32. libgtop-2.0.0.tar.bz2 — 18 MB

  33. librsvg-2.0.0.tar.bz2 — 3 MB

  34. gail-0.16.tar.bz2 — 34 MB

  35. eel-2.0.0.tar.bz2 — 24 MB

  36. libgtkhtml-2.0.0.tar.bz2 — 133 MB

  37. gtk-engines-1.9.0.tar.bz2 — 6 MB

  38. gnome-desktop-2.0.2.tar.bz2 — 12 MB

  39. gnome-panel-2.0.1.tar.bz2 — 53 MB

  40. gnome-session-2.0.1.tar.bz2 — 15 MB

  41. gnome-terminal-2.0.0.tar.bz2 — 11 MB

  42. gnome-utils-2.0.0.tar.bz2 — 27 MB

  43. gnome-applets-2.0.0.tar.bz2 — 51 MB

  44. control-center-2.0.0.tar.bz2 — 47 MB

  45. gnome-games-2.0.1.tar.bz2 — 73 MB

  46. bug-buddy-2.2.0.tar.bz2 — 7 MB

  47. eog-1.0.1.tar.bz2 — 16 MB

  48. nautilus-2.0.0.tar.bz2 — 95 MB

  49. gnome-system-monitor-2.0.0.tar.bz2 — 8 MB

  50. yelp-1.0.1.tar.bz2 — 10 MB

  51. gedit-2.0.0.tar.bz2 — 7 MB

  52. librep-0.16.tar.bz2 — 10 MB

  53. rep-gtk-0.16.tar.bz2 — 8 MB

  54. sawfish-2.0.tar.bz2 — 17 MB

  55. gnome-media-2.0.0.tar.bz2 — 29 MB

  56. gdm-2.4.0.0.tar.bz2 — 29 MB

  57. at-spi-1.0.1.tar.bz2 — 23 MB

  58. libgail-gnome-1.0.0.tar.bz2 — 5 MB

  59. gconf-editor-0.2.tar.bz2 — 4 MB

  60. gnome2-user-docs-1.93.tar.bz2 — 4 MB

各パッケージのビルドに必要なディスク・スペース (上記リストでダッシュの後に示してます) に加え、これらのパッケージをインストールするのに必要な総容量は 341MB です。

これらすべてのパッケージはデフォルトの /usr/local とは違った場所用にビルドできます。 (tarball に含まれている configure スクリプトに

--prefix=location

フラグを渡すことでビルドできます)。 しかしもし違う場所用にビルドしたら、$PATH の一番最初に、その 場所を追加しなくてはなりません (たとえば、既に入ってる scrollkeeper が使われてしまうのを避けるために)。 この新しい $PATH の設定は各パッケージをコンパイルする時点で 有効になっていなければなりません (たとえば、ビルド中に前のほうのパッケージの pkg-config のファイルが見えるようにするためです)。

並行インストール

GNOME 2 は GNOME 1.4.1 リリースのライブラリと並行してインストールできます。 これにより、GNOME 2 の 基本的なデスクトップ機能 — パネル や Nautilus など — を使いつつ、 GNOME 2 にまだ移植されていなくて、GNOME 1.4 のライブラリに依存しているアプリケーションも走らせることができます。

注意

いくつかの GNOME 1.x アプリケーション用に、 GNOME 1.x のコントロールセンターが必要です (例: Evolution で使用されている gnome-pilot)。

Garnome

Garnome を使って、リリースされて いる tarball から GNOME 2 をビルドできます。 Garnome は GNOME 2 リリース・コーディネイターである Jeff Waugh に よってメンテナンスされていて、 ここから入手できます。

GNOME インストール・ガイド

Karsten Reincke が GNOME インストール・ガイド を書きました。

GNOME 1.4 からのアップグレード

すべてのパッケージをビルドし、あるいは、インストールしたら、 最新のリリースを使う前にやらなければならないことがたくさんあります。 there

既存の GNOME 1.x のセッションがすべて終了していることを確認し、また、 GConfd が止まっていることをチェックしてください (ps ax | grep [g]conf を実行)。 もし gconf がまだ動いていたら、 コマンド gconftool-1 --shutdown を実行して 止めてください。

メニューやアプリケーションのフォントをアンチエイリアスで表示するには、 環境変数 GDK_USE_XFT をアプリケーションの実行前に export して、 GNOME 2 の新しいフォント・アーキテクチャを利用して描画するようにして おかなければなりません。 たとえば、以下のものを $HOME/.gnomerc に 記述しておくとよいでしょう:

		export GDK_USE_XFT=1
		exec gnome-session
      
(これは GNOME にログインするインターフェイスとして gdm を使っているものと仮定しています。 もし X をコマンド・プロンプトから — startx を使って — 起動しているのなら 上記の行を $HOME/.xinitrc ファイルに 追加してください)。

このようにセットすることで、 フォントは /etc/X11/XftConfig の設定に従って描画されます (将来のバージョンで Xft1 から fontconfig に移行したら、 /etc/fonts/fonts.conf になります)。 XftConfig あるいは fonts.conf での設定で、 ヒンティングやアンチエイリアスを使うかどうかといった、 フォントの描画方法が決定されます。

GNOME 2 への最初のログインがスムーズにいかず、 エラーボックスに CORBA の接続が完了しないというエラーがたくさん表示される場合があります (あるいは他になにも起動しないかもしれません)。 セッションを止め (gdm の画面かコマンド・プロンプトへ戻る)、 ターミナルで /tmp/orbit-ユーザ ディレクトリ (とその内容) を削除することで修復できます。 ユーザ は適切なユーザ名に置き変えてください。

プラットフォーム

BSD

FreeBSD GNOME プロジェクトが ports を提供しています。

Solaris

Solaris でビルドするためのメモ。

完全な Solaris のシステムにある以上の、次のようなパッケージが必要です。

  • gettext 0.10.40

  • popt 1.6.2

  • freetype >= 2.0.2

  • libaudiofile >= 0.2.3

  • sox >= 12.17.3

  • jpeg v6b

  • libpng 1.0.12

  • tiff 3.55

  • scrollkeeper 0.3.10

  • ghostscript 6.53

加えて、コンパイラ、 gcc か Forte 6 update 2 が必要です。 これより古いバージョンの forte/Sunpro では問題を引き起こすことが知られています。

Solaris で GNOME をビルドするのに推奨されるパッチがいくつかあります。 パッチは http://sunsolve.Sun.COM/pub-cgi/show.pl?target=patches/patch-access から入手できます:

    * Solaris8/sparc:
        108528-14  108827-20  108989-02  110934-07  111293-04  112396-02
        108652-51  108987-09  110380-04  111111-03  111310-01  112438-01

    * Solaris8/x86:
        108529-14  108828-22  108990-02  110935-07  111294-03  111311-01
        112439-01  108653-41  108988-09  110403-04  111112-03  111307-03
        112397-02
	

注意

もし libiconv ではなく Solaris ネイティブの iconv 実装を使うのであれば、 ロケールのエンコーディングと、UTF-8 の間のコンバータがインストールされているかどうか確認してください。 最小限、SUNWuiu8 が必要です。 SUNWciu8、SUNWhiu8、SUNWjiu8、そして SUNWkiu8 も必要かもしれません。

Darwin

最新のリリースで、GTK ファミリーはそのままうまくビルドできます。 しかし、GNOME を実行するにはさらに多くの作業が必要です。 この問題に対処するため、 gnome-darwin-list が興味のある人のために設置されました。

GNU/Linux

GNU/Linux で GNOME 2 をビルドするには、多くのディストリビューションに 含まれている、多くの標準的なパッケージが必要です。 以下は、一般的なディストリビューションのいくつかにおいての名前でのパッケージのリストです。

Debian

  1. libpng2-dev

  2. libjpeg-dev

  3. libtiff-dev

  4. xlibs-dev

  5. libpopt-dev

  6. libgdbmg1-dev (librep)

  7. libgmp3-dev (librep)

  8. texinfo (librep)

  9. libbz2-dev, zlib1g-dev (gnome-vfs 他)

  10. python2.2 + python2.2-xml (libglade)

  11. docbook-xml (Docbook DTD 4.1.2) + docbook-xsl (Docbook XSL スタイルシート)

Red Hat

以下のパッケージのすべては、フル・ビルドに必要なものです。多くは デフォルトで入ります。また、ディストリビューション自身から入手できます。 他には www.rpmfind.net も適切なパッケージを見つけるには良いサイトです。 それぞれ、「公式な」 Red Hat での名前を使用しました。 Alternatively, www.rpmfind.net is a good place to find the appropriate packages. I have used the 「official」 Red Hat names for each one. 名前は Red Hat 7.3 から取られています。すべての Red Hat 7.x で同じだと 思われますし、たぶん 6.x でも小さな変更で済むはずです (いくつかはバージョンの問題もあるかもしれません)。

  1. gcc

  2. make

  3. glibc-devel

  4. libpng

  5. libpng-devel

  6. libjpeg

  7. libjpeg-devel

  8. libtiff

  9. libtiff-devel

  10. XFree86

  11. XFree86-devel

    注意

    XFree86 パッケージのどれかが実行には必要です。

  12. freetype

  13. freetype-devel

  14. popt

  15. gdbm

  16. gdbm-devel

  17. gmp

  18. gmp-devel

    注意

    これは GNU 多精度計算ライブラリです。 マウスライブラリである libgpm ではありません。

  19. texinfo

  20. bzip2

  21. bzip2-libs

  22. bzip2-devel

  23. zlib

  24. zlib-devel

  25. gettext

  26. byacc or bison

  27. flex

  28. expat をサポートした python 2.0 以上

    注意

    python を起動できる必要がある、という意味です。 バージョン 2.0 以上で、かつ、python のプロンプトで 『from xml.parsers import expat』 が動作しなければなりません。 言い変えるならば、 python2 -c "from xml.parsers import expat" をシェルプロンプトから実行して、エラーが何も表示されなければ十分という ことです。

  29. openjade

  30. sgml-common

  31. docbook-dtds

  32. xml-common

  33. docbook-style-xsl

  34. docbook-style-dsssl

Mandrake

GNOME 2 バイナリ・パッケージは Mandrake Cooker (言い換えるなら 実験的で不安定な) ディストリビューション (http://www.mandrakelinux.com/en/cookerdevel.php3 ) で入手できます。

警告

これらのパッケージは Madrake Linux に完全に統合されるように、 まだ十分に調整されいません (すべての利用可能なアプリケーションが メニューに表示されませんし、GNOME 1.4 の Mandrake バージョンで利用できた いくつかの機能はまだ GNOME 2 に移植されていません)。

これらのパッケージは完全な cooker システムでのみ使用されるべきです (8.2 と cooker を混ぜたシステムではありません)。 フィードバックは cooker メーリングリスト へ送ってください。

以下のパッケージは完全な Mandrake ビルドに必要なものです。 ほとんどはデフォルトでインストールされますし、すべてディストリビューション 自身から入手可能です。パッケージは Mandrake Linux 8.2 を元にしてます (ヒント : my_package をインストールするには、 urpmi my_package を使ってください)

  1. gcc

  2. make

  3. glibc-devel

  4. libpng3

  5. libpng3-devel

  6. libjpeg62

  7. libjpeg62-devel

  8. libtiff3-devel

  9. libtiff3-devel

  10. XFree86

  11. XFree86-devel (実行するシステムでは何らかの XFree86 パッケージが必要です)

  12. freetype2

  13. freetype2-devel

  14. popt

  15. libgdbm2

  16. libgdbm2-devel

  17. libgmp3

  18. libgmp3-devel (GNU 多精度計算ライブラリです。マウスライブラリの libgpm ではありません)

  19. texinfo

  20. bzip2

  21. libbzip2_1

  22. libbzip2_1-devel

  23. zlib1

  24. zlib1-devel

  25. gettext

  26. byacc or bison

  27. flex

  28. expat をサポートした python 2.0 以上

    注意

    python を起動できる必要がある、という意味です。 バージョン 2.0 以上で、かつ、python のプロンプトで 『from xml.parsers import expat』 が動作しなければなりません。 言い変えるならば、 python2 -c "from xml.parsers import expat" をシェルプロンプトから実行して、エラーが何も表示されなければ十分という ことです。

  29. openjade

  30. sgml-common

  31. docbook-dtd41-sgml

  32. docbook-dtd412-xml

  33. docbook-style-xsl

  34. docbook-style-dsssl

Gentoo

Gentoo Linux は GNOME 2 をサポートしています。詳細は こちら

必要なシステム

パフォーマンス項 で議論したように、GNOME 2 では GNOME 1.4 よりも少ない資源しか要求しません。 デスクトップ用途であれば 128M RAM を積んだ P400 程度を推奨します。 64M RAM の P166 程度のシステムでも動作することが知られています。