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イベントはウィンドウマネージャがルートウィンドウに対して受け取った、ウィ ンドウフレームが生成した、あるいはクライアントウィンドウ自身からグラブさ れた、X からの入力イベントを参照します。マウスまたはキーボードが引き起こ した各イベントは Lisp 表現を持ちます。
各入力イベントは二つの整数を含むコンスセルで表され、これらの整数は実際の 入力イベントを符号化しています。符号化はあいまいなので、意味のあるイベン トへのアクセスは提供される関数を通じてなされる方法しかありません。
t
を返します。
各イベントは文字列の名前を持ちます。この文字列は 0 個以上のハイフンで区 切られたモディファイア記述とキー自身の名前を含んでいます。標準 X モディ ファイア名は同名のキーマップに対応した3つの特別なモディファイア Meta、Alt そして Hyper として提供されています。
次の表リストは可能なモディファイアです:
`M' と `A' モディファイアは X サーバの xmodmap
設定に応
じて動的にわりあてられる仮想モディファイアであることに注意して下さい。
`A' 仮想モディファイアは Alt_L か Alt_R キーシムのどち
らかの X モディファイアにわりあてられます。`M' 仮想モディファイアは
Meta_L か Meta_R キーシンボルのどちらかのX モディファイアに
わりあてられます。これらの二つの仮想モディファイアがわりあてられていない
ならば他の仮想モディファイアにわりあてられます。
二つの特別なモディファイアがあります。`Any' 接頭辞は任意の組のモディ ファイアに一致し、`Release' モディファイアはデフォルトのキー押下の 代りのキーリリースイベントに一致します。
一般的なキーは X キーシンボルと同名ですが、いくつかの特別に定義されたキー があります:
`SPC', `TAB', `RET', `ESC', `BS', `DEL', `Up', `Down', `Left', `Right'.
また、マウスイベントを記述するためのいくつかの擬似キーがあります:
`Click1', `Click2', `Click3', `Off', `Move'.
そう、例えば Meta キーを押下しながら左マウスボタンをクリックすると M-Button1-Click1 と記述され、Shift を押下しながら RET を押すと S-RET と記述されます。
また、イベントの名前と実際のイベント自身との間の変換が可能な関数も存在し ています。
(lookup-event "C-x") => (120 . 65540) (lookup-event "C-M-Button1-Click1") => (1 . 131340) |
(event-name (lookup-event "C-x")) => "C-x" |
キーシンボルは以下の変数を通じて認識される二つの仮想モディファイアを生成 します: