8.8 Destroying Windows

画面から X11 のクライアントウィンドウを消す方法はいくつかあります。これ らの違いはそれらがウィンドウとそれが属すアプリケーションに対して見せる "礼儀正しさ" の度合です。

Command: delete-window window

window を消去します、すなわち、WM_DELETE_WINDOW クライアン トメッセージを可能ならば送り、さもなくば単に関連づけられた X11 クライア ントを kill します。window はウィンドウオブジェクトかウィンドウ数 値 ID です。

Command: delete-window-safely window

もしアプリケーションが持つ window がサポートしていれば、 WM_DELETE_WINDOW を window に送ります。さもなくば単にビープ 音を鳴らします。

Command: destroy-window window

window を、それを持つアプリケーションに何ら警告なしに強制終了しま す。window はウィンドウオブジェクトかウィンドウ数値 ID です。

Function: x-kill-client window

window (ウィンドウオブジェクトかウィンドウ数値 ID)によって特定され るウィンドウを生成した X11 クライアントを強制終了します。

制御下にあるウィンドウが強制終了されると、destroy-notify-hook が 続けて実行されます(see section 18. Standard Hooks)。