Geadow - ゲドウ
GNOME2環境だけで作るEmacs風エディタ
GTK+2のテキストウィジェットは、テキストのスタイルを変更したり、文字のかわりに
画像も入れることができたりと、まるでEmacsを作ってくださいといわんばかりに
(無駄に?)高機能である。それに、EmacsにMuleの成果が入ったといっても、
メニューやメッセージ、起動画面などは英語のまま。直そうにもメッセージは
lispに埋め込み、Xlibベースでは、国際化にかかる手間はGNOMEアプリの比ではない。
ということは、アンチエイリアスができて、UTF-8が普通に扱えて、国際化も楽な
エディタをGTK+2で作ってもよいのでは? と考えるに至る。
Geadowは、GTK+2でEmacsを目指すとどうなるか? をやってみただけと考えて
いただきたい。 くれぐれも、「Emacs21をGNOME2にportingしてるやつがいるぞ!」などと
宣伝しないように。なお、WindowsのMeadowとは何の関係もありません。
=== 機能 ===
- UTF-8を編集できる。これでmule-ucsは不要。
- gettextであらゆる箇所のメッセージを翻訳できる。
- GeadowなLisp言語エンジン、Geadow-Lispを搭載(予定 - ほんの一部実装済)
- 行番号をリアルタイム表示できる。
- GNOMEアプリだけど、がんばってニモニックを全部排除したのでimmoduleとの親和性は非常に高い(はず)。immoduleとプロパティデータを交換することで、さらに高い親和性を実現できる。
geadow-0.1.tar.gz
Emacsのsplash.xpmをちょっと拝借
Emacs側での国際化努力をしてみると…
Yukihiro Nakai <nakai at gnome.gr.jp>